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自由記載にて頂いたご意見

医師偏在(地域、診療科など)の解消

  • 男女共同参画には賛成も、仕事では、結局のところ男性勤務医(と独身の女性勤務医)の負担だけが増えているように思う。医師の評価が各科平等だから診療科の偏在が永遠に解消されないと思う。報酬や待遇が同じだから、楽な科を志望する若手医師が増えて当然だと思う。
  • 診療科によって或いは勤務施設により求められる勤務体系は異なるので難しいと思いますが、ある程度、必要な医師の人数の診療科の配分などは制限を設けても良いと思います。あと、医学部に入っても他の職に変わってしまう人たちも結構いますが、そのあたりも対策が必要かと思います。
  • 勤務医の業務を軽減すると地域の医療の量あるいは質が保てない。勤務医ができる人材が開業医に流れない取組みがあればよいと思う。
  • 科による偏りや男性による働き方の改善がなければ医師全体の業務への動機は上がらない。特に、大学病院は、診療する際にコメディカルが協力的でないため。診療したい人にとっては非常に働きづらい。
  • 基本的に業務量に見合う診療報酬、人員配置がされていないことが問題と考える。また日本では諸外国に比べ医師への責任分担、業務分担が非常に大きいことも問題である。最近企業の過重労働による過労死が問題となっているが、新潟での後期研修医過労死の例のように医師の過労死の問題も頻発する可能性があると考える。
  • 公立の単科精神病院は、その都道府県の精神科救急を一手に引き受けることが多く負担が大きいです。給与増等何らかの対策をたてないと、勤務を希望する医師が不足することになると思います(一番の対策は勤務医の増員であるにも関らず)。
  • どのような仕事でもリスクや責任を伴う仕事には相応の報酬は支払うべきであり、そうでないと優秀な人材は育たないと考える。勤務医でも専門科の内容また開業医も含めて正当な評価を行い報酬で差がつくようにすべきではないか。このままでは楽でリスクのない科や手術リスクのない開業医へ医師が偏在していくことになると思う。
  • 診療科を自由に選択できる現在の制度を改めない限り医師の偏在は改善されないと思います。医療訴訟を防ぐためにどんどん仕事が増えているのではないでしょうか(書類やICなど)
  • 歯科医師の増加論については異議あり。都心部への偏在のみ。また歯科医師のこれからの介護への関わりを考えると、数は足りていない。歯科医師数は人口当たりでは地方の不足は明らか。
  • 医師は大変なストレスの中で働いています。国は国民に医療がどういうものか、勝手は許されないこと、などの教育をすべきである。医師の偏在は診療報酬で差をつけるしかありえない。都市部マイナー科、開業に厳しく、命を守る病院に手厚くしなければ、医療は崩壊します。新しい専門医制度には反対です。医療崩壊の原因はマスコミ、裁判所、厚労省です。
  • これから高齢者が増えることは確実なので、医療費の抑制のためにも医療関係の人を有効に配置するためにも、高齢者の医療をどこまでするかといった倫理的な部分にまでふみこんだ改革は必要と考えます。きつい科の人が給与面で優遇を受けられるようにしないと、条件が良い都会の職場、比較的ゆとりのある科に人があつまるのは当然と思う。
  • 地域医療では医師偏在があるため呼び出しも多く充分な休日をとれない状況がつづくことが多いです。偏在の解決、複数で担当するシステムが必要と思います。
  • 診療報酬の維持、保険診療の撤廃のための事務作業量が膨大すぎて、肝心の患者のアメカムに影響する診療の時間がとられる。時間をとらず医療の質を証明する方法の構築がほしい。今後の高齢化社会に伴い、医療のニーズは大幅に増えるだろうが医師数の増員のみでなく、科や地域の選択も多少の利約を課しても仕方ないように思う。
  • 1.現在、育児中だが、妻が一般企業常勤して勤務にゆうずうがきかないが、私自身がシフト制なので、子どもが熱を出しても、(たまたま私が日勤でなかったが)うまくカバー出来た。診療制によってはシフト制が可能と思われる。2.医師は社会的共通資本であると私は考えているので専門医を取得するプロセスにおいて、いわゆる医療過疎地域での勤務(2年ほど)を義務付けるべきと考える(以前の大学医局制度でも結果としては同じことが行われていた。)よく、憲法における「居住地選択の自由」に抵触するという議論があるが、医師・責務の前にはナンセンスがあり、もし、いわゆる地方に行くのがイヤならば、医師として不適格であるとすればよい。そのような態度を示すことが、むしろ、医師としてのステイタスを維持(高める)できるのではないか。そうすれば、お金は後からついてくると思う
  • ・都市への医師の偏在の根本からの解決・現在非常勤で比較的時間がとれて、地域の公民館等で“健康請座”を開いていますが、こういった活動へのサポートの検討
  • なり手の少ない科への人手の充足をお願いしたい。
  • 科ごとの勤務実態がわかると思うので、大変な科に若手医師が増えるような対策を取ってほしい。
  • 地方の中山間地域に勤務していると、医師不足が深刻なのが分かります。都市部から希望で来る方もいますが、全科当直がきつくなり辞めていく方もいます。1人当直の際、基幹病院に相談できるシステム作りが重要と思います。近くの総合病院に夜間に相談してもいやがられることも少なくありません。
  • 診療科によっては(特に外科系)、過労働で労働基準法にかなり抵触しています。現場は、かなり疲弊しており、使命感でのり切っている感じです。専門医取得のために医師はみな大病院に所属したがり、今後さらなる医療過疎が進んでしまい、日本の医療に漠然とした不安がある。
  • 勤務医・開業医とも、その地域の必要性を十分に調査して定員を作り、定員からあふれた場合は定員に満たない地域での勤務を強制できる医療計画がないと、現状の地域差は解決できず、医師の兼務形態の地域差もなくならないと思う。
  • 医師の頭数は足りており、これ以上医学部の定員数を増やす必要は全くない。(歯科医師と同じように少ないパイを奪いあう構図が出来てしまう)但し、人員の配置が重要で、マイナー科への人員集中、女医の増加が都市部への集中などが結局第一線で働く医師の仕事量にしわ寄せを起こしていると考える。
  • ローテーションで回ってくる研修医に医師を志した理由を聞いても明確に答えられる人は少なく、よく聞けば成績が良かったので医学部に入った、収入のことを考えてなど倫理感とは離れた答えが多く聞かれます。医師の偏在化を改善しようとして、医学部の定員を増加しても、都心部の楽で儲かる科に進む人が増えるだけの印象があります。仕事は分担できるようになっても外科の基本業務である手術、検査、外来等は減らせることはなく、成り手をいかに増やすかが重要であると思います。外科医になりたいと云っている研修医が一番懸念していることは3K職場であること、訴訟のリスクを負うことなどと聞きます。ただそれを上回るようなインセンティブがあれば、外科のような多忙な科を選択する人が増えていくのではないでしょうか
  • 医師の都会への集中の状態、医師個人の意志に任せていては、地方の医師不足は改善しないと思う。ローテーションでも良いので、強制的に勤務させるような仕組みが必要
  • 医師の数よりも、医師の偏在を改善して欲しい。欧米などと比較して医師数が少くても日本では医師数が余っている科が存在するので。
  • 医師は専門職のため替えがきかないことがままある。ライフスタイルに合わせて(一時)離職や転職がし易い環境を整えるのが良いと考えるが、地域や専門科の偏重がそれをさまたげているのではないでしょうか?
  • 急性期、重症患者診療への診療報酬を格段に上げてこの領域での医師や補助員の増員が可能となるようにするべきである。
  • 今■、医師数の増加を見込んで医学部入学許可時点で国策として専門勤務地等制限すべきでは。国公立は学■、私学も助成金に応じた対応■■思います。医師志望者の自由にまかせていたら、日本の医療は崩壊すると思います。医療職は公務員だと思います。
  • 医師の偏在解消のために、地域枠の大幅な拡充が効果的であると考えます。(30~50代で、地元(出身地)にUターンされる医師が少なからずおられます。)
  • 医師の都市への集中があると思います。各地域での医療の充実が必要です。
  • 都会で開業する前に地方の病院での勤務実績の要伴をつけるくらいにしないと都会から地方に医師は回ってこない。
  • 診療科の業務内容と所属人数のアンバランスが間題と考えます。
  • 科や地域での医師の偏在について、日常でも不満を感じることあり、この不満が大きくなったとき、誰か一人でもいなくなった場合に、一気に崩壊することもあり得るという不安を感じております。地域で働く利点について、…多くないのが現状だとも思います。
  • 診療科毎の医師の偏在を解消するための仕組みを構築おねがいします。インセンティブの付与など大学に命じて下さい
  • そもそも業務量に比して、スタッフ(医師)の数が不足しています。同じ病院内でも、余裕を持っている診療科と、そうでない科の差が大変大きいと感じます。当診療所は明らかに人員不足で過重労働です。
  • 専門領域の患者を代わりに診てくれる医師がいないと夜遅くまで帰宅できない。楽で収入の多い領域に医師が偏在しているように思う。
  • 医師偏在が問題になっていますが、居所や職業選択の自由はあるわけですから、田舎に行っても良いと思わせる政策が必要と思います。都市部に出なくても専門医を維持できる方法、学習できる方法や都市部と田舎で、保険点数を変え、ひいては給与に大きな差が出るようにする、などが必要ではないでしょうか。
  • 一人常勤体制は長期間続けられる勤務ではありません。医師数より偏在が問題だと思います。だれでもいつでもどこにでも受診できるというフリーアクセスもおかしいです。病院はコンビニではありません。
  • 科によっても業務の偏りが大きいように思います。進路の偏りを是正してほしいです。
  • 医師の仕事(書類作成、インフォームドコンセント、会議など)が少なくとも10年前に比べかなり増えています。入院の同意書だけでも何枚もあります。同じ定員でやることが増えており大変--→簡単にいうと医師不足です。研修制度がH15年からかわり医師の偏在がどのようになったかふり返りと対策をぜひともお願いします。
  • 診療科の選択は、本人の希望よりも、地域的、社会的に需要と供給も考慮してほしい。(本人の希望は尊重されるべきではあるが)
  • 眼科や皮膚科、麻酔科などのマイナー科に進む若者が増えすぎ。内科医を増やさないと超高齢社会のニーズに対応できない、いくら医学部定員を増やしても、マイナー科への入局制限もしないと崩壊すると思います。経営、金儲け、楽な方を希望する若者が多すぎる。
  • 医師が大学の医局の人事に従わずに勝手に就職先をさがすことを推奨する厚労省のやり方は、医師の偏在化に拍車をかけて医療の崩壊をうながすばかりで、百害あって一利ない。深く反省していただきたい。
  • ある程度の勤務地の制限は必要(僻地勤務の立場から)
  • まず人が足りません。無責任な開業医人員において科による不均等分配、都市部と地方の不均等な配置。
  • 医師数や専門についての地域差や人数差が顕著になってきています。行政サイドでも是正の取組をお願いします
  • 女医が働きやすい環境作りが必要であり、必然的に医師数を増やす必要がある。選択科もある程度規制が必要。適正配置が必要。大変ですが厚労省、頑張って下さい。
  • 神経内科医の人数が少なし、総合病院であるのに2名しかいない。代理がいないため、休暇を取得するのも困難である。各専門分野での医師数にばらつきが大きい。
  • 現在の医師の過剰労働の問題は人数だけではなく偏在と思われる。偏在は場所の問題だけでなく、非常勤医師の増加の問題もある。常勤で責任のある場合の給与よりも責任を負わない非常勤の方がむしろ高くなってしまう現状を変えないと急性期医療を担う基幹病院の勤務医の数が今後も減り、皆疲弊していくと思われる。
  • 地域医療が立ちゆかなくなっている地域があります。地域の人工減少も大きな問題ですが、医療資源の不足が人工減をまねていることもあります。医師の偏在解消に実効力のある政策を!
  • ひまな病院(都会にあり、ネームバリューがある)に若手は集まり、臨床経験が少ないけど田舎に行きたがらない人がたまって困ってます。田舎は優秀な医師が疲れてその能力を発揮できない状況です。両方の立場で働いた立場としては、病院のネームバリューでなく医師個人の能力をしっかり評価する制度と勤務の自由さを制限する仕組みが必要です。教授や病院の上層部ですら、評価をしようとしてません。
  • 地方医師不足と言われるが、地方でも医師は県庁所在地周辺に偏在、中小都市は勤務医も開業医も不足が著しい。同病床、同手術件数の大都市病院と比較すると半分から4分の1の医師数でやりくりしている。都市部の収入を下げ地方で上げるような大胆な手段にでないと解決しないのでは?何とかしてください。
  • 地方都市の市立HPで、2人体制で呼吸器内科しています。オンコールは半分で15-16日。時間外のよび出しやICUでの重症Pt管理など、正直しんどいです。大学医局は遠方で、ヘルプもすくないです。内科医の入員確保、分布アンバランスの是正がなければ、いずれ破たんします。この意味をよく考えて下さい。
  • (1)かなりプライベートな事が含まれる内容なので、情報管理の徹底や、個人が特定されることのないようお願いしたい。(2)医師配置較差については、国立大学出身者が、その所在県に一定期間務めることにしたらよいと思う。(3)また、この情報で得られた結果やそれに基づくビジョンを情報公開してほしい。
  • 医師の個人QOLを重視すれば働きやすい病院に人が集まり、地方の小病院には人が集まらず、スタッフや疲弊する個人の使命感、責任感に地方の医療をまかせないでほしい
  • 地方の県庁所在地で勤務していますが、リハビリテーション科の医師は全く足りていません。当院もあと2人位リハ科医師がほしいのですが、来てもらう手段が全くありません。大学でもリハ科の医師、医局がありません。医師の科ごとの偏在を何とかしてほしいです。
  • 現在歯科医師数が増加傾向にあるとして、国家試験の合格者数の削減や歯科大学・歯学部定員の削減が検討されていると思います。しかしながら、病院に勤務する歯科医師は増加しておらず、高齢化社会における有病者の歯科治療や口腔ケアといった領域での戦力不足は顕著になってきています。できうるならば、歯科医師数を無理に削減するのでなく、病院歯科の充実が図られるよう対処をお願いいたします。
  • 医局による人事支配が医師の偏在の原因となっていると考えます。私は故郷で医師が不足している地域で働きたいと考えていますが、医局に許可されず、帰郷すらままならない状態です。医師が自分の希望地域で(特に医師不足地域の場合は)自由に勤務地を選択できるようになればよいと思います
  • 医学部の入試は東大京大を除いてマッチメガにして欲しい(東大京大の全科、別日にして)地方の医学部は地元優先にして、東京の私立医大は給付型のしょう学金を充実させて医師の偏在化を改善して欲しい
  • 医師の都市部への集中/地方の医師不足は、研修が充実した都市で学び就職したいと希望する若手医師の心情から、当然の結果かと思われます。研修中に都市部にいて、各医局からの入局の誘いがあると(やはり都市部での医療をみてしまうと地方にもどりたくなくなる人が多い)、都市部の医局へ入ることが多いようです(その関連病院となると、なかなか地方への人材は不足すると思います)
  • 医師の偏在をなくすために、出身大学の周囲の都道府県に限定し、選択診療科も計画的な定数制(卒後4年目か5年目で変更可能な機会造設)にすればと思う
  • 勤務地:□□県、麻酔科医指数は地域によってバラツキが大変大きいです。現病院250床麻酔科医1人。ほぼ毎日オンコールです。(夜間呼び出しは多くて月3日程度です)(調査班注:県名削除)
  • 科により働き方が全く違う。救急医療に担当する医師の時間は精神的な自己犠牲により成り立っている。医師数の増加により偏在が問題で、具体的な救急、外科の報酬を上げて、内科や他のマナナー科との差別化を計るべきである。
  • 大学病院や総合病院では都内でも勤務医が不足しています。開業医の方が年収も多く生活もQOLが高いのを見ていると勤務医をやめて開業していく人が多く、勤務医の労働環境改善、病院への支援をしなければ救急対応できる病院がどんどん減っていくと思います。また、最近の学生をみていると医師の人数を増やしても楽な環境へいく人が増えるだけで解決にはならないと思います。
  • 都会に医師が集中しないような制度改革を是非お願いします。
  • 医師の偏在は地域差が大きいと思いますが、その地域に勤務するに値する医療機関があるかどうかにもよるように思います。
  • 医師の適正な配置をすすめるために、公的な枠組を拡充し、古い医局制度は改めていく必要があります。
  • 交通の不便な地域で勤務していますが、学会や講習会等は都会で開催される事が殆どで、遠方に出向くのに時間や交通費がかかり大変不便を感じる。来年から新しい専門医制度がスタートするが都会や地域の中心と成る病院への医師の偏在が加速すると思う。
  • 医師偏在の解決には、米国のような、マッチング性をとり入れるべきと思う。
  • 新研修医制度になってからの選択科、病院の選択に著しい偏りが出てきたのは周知のとおりです。厚労省は失敗を素直に認め、科・地域の偏在を解消してもらえるよう切に願います。(医局制度はやはり必要だと思います)